2010年9月30日木曜日

生命倫理 原典講読ゼミ(塾長ゼミ)



9月より,原典(英語)講読ゼミとして Michael Sandel "The Case Against Perfection" を塾生のみなさんとともに読み始めました。
http://www.amazon.co.jp/Case-against-Perfection-Genetic-Engineering/dp/0674036387/ref=pd_bxgy_fb_img_a



(最近邦訳が出版されました。
林・伊吹訳『完全な人間を目指さなくてもよい理由』ナカニシヤ出版)
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%8C%E5%85%A8%E3%81%AA%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%82%92%E7%9B%AE%E6%8C%87%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%A6%E3%82%82%E3%82%88%E3%81%84%E7%90%86%E7%94%B1%EF%BC%8D%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E6%93%8D%E4%BD%9C%E3%81%A8%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%80%AB%E7%90%86%EF%BC%8D-%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BBJ%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB/dp/4779504767/ref=pd_sim_fb_29

講読のテキスト選定基準は,以下の通りです。

■きちんとした英語で書かれている
■比較的抽象度の高い文章
■厳密で論理的な文章
■まとまった分量のテキスト
■高校生レベルでも頑張れば理解できる

これを選ぶのがなかなか難しい。

昨年は,Bertrand Russell "The Problems of Philosophy"を読みましたが,今年度は,医療寄りのテーマを扱いたいと思い,上記テキストを選びました。
医療系英単語の整理にも役立っています。

試験本番期の1月までに,1冊を読み切るのが目標です。

まえの予備校時代からBertrand Russell を読んできましたが,論理トレーニングとしても非常に有効で,総合的な学力の伸長に驚くほどの効果を上げてきました。これは,ラッセルという人の言葉の力のお陰だと思います。
しかし,サンデル教授の文章も,ラッセルに劣らないパワーを持っているように感じています。
彼は,NHK「ハーバード白熱教室」でやたらと有名になりましたが,
名実ともに優れた言葉使いだと言ってよいでしょう。

10月からは,基本的に水曜日の夜に購読のゼミを実施する予定です。


途中参加,部分的な参加でも,参加の意義はあります。
1回(3時間)1,000円で参加できます。
外部の方でも,ご興味あるかたはぜひご参加ください。
まだ若干名の席があります。