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2011年2月22日火曜日

二月つごもり頃に

2月最終週。

先週には東京でも一晩で数センチの積雪があったり、ダウンジャケットや温かいブーツを脱ぐことができない寒さが続いています。

先日、家庭訪問をさせて頂いた塾生のご実家でお借りした御手洗いのカレンダーに、枕草子の中に出てくる句が書いてありました。


そらさむみ花にまがへてちるゆきに すこし春あるここちこそすれ



この場面は、「二月つごもり」のころ。

つごもり=晦日(月末日)なので、ちょうどいま時分にあたるでしょうか。いや、旧暦だから3月末ぐらいの話かな。しかし、平安時代の住宅・被服事情からすれば3月末でもいまより寒かろうし気候変動もあろうし…厳密にはよくわかりませんが(笑)。

空が寒くて降る雪が花(梅か桜か?)に見えなくもないという季節感は、いまの体感、いや、“心もち”にぴったり沿います。春の姿も気配もまだ見えないけれども、間違いなく近づいてきている…そう信じたい、そんな思いです。

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2011年度入試は、昨日の慶応大学医学部入試をもって、私立の後期・二期入試、そして国公立二次を残すのみとなりました。

入試期間中の最繁忙期だったこともあり、また「140文字」という短い発信が気軽なツイッターを始めたせいもあり、自分でも忘れてしまうくらい長い間、ブログの更新を滞っているうちに、気づけば、2012年度入試に向けてスタートを切る受験生・保護者の方からのご相談が増えてくる季節となりました。

みなさん一人ひとり違う歴史・背景をお持ちなので、お悩みもそれぞれに固有ですから、そこはお一人ずつお答えしていますが、中には共通するものも少なくありません。

また、もしかしたら「直接相談すると、なんだか勧誘されそう」とご相談をためらう方もいらっしゃるかもしれません(笑) (念のため言っておきますが、質問にはお答えしますし、我々のアピールポイントはお伝えしますが、勧誘しませんよ。決断するのは受験生自身でないとまったく意味がありませんので。)

そこで、これから、医学部・獣医学部受験のスタートを機切るみなさんに共通するお悩みやご相談についての私どもの考え方を、この場で少しずつお伝えしていきたいと思います。

正直にいえば、未だ今年度入試を戦っている受験生たちのことからなかなか気をそらすことができないのですが、しかし、新年度=2012年度入試に合格目 標を設定した受験生のスタート時期はまさにいまですので、苦しくとも二重の人格をもって(笑)、新年度のことも語っていかねばならないと覚悟しました。

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まず、成績上位者(偏差値60程度)の受験生が、2月末を迎えるいまここでスタートしておくことができれば、余裕をもって学習計画が立てられます。 ただし、上位者にありがちな過信・慢心が原因でその後数年にわたって受験に苦しんだという話はたくさんありますから、出来る人ほど、謙虚さを大切にしましょう。

なお、当塾では成績優秀者への特待制度を設けていますので、成績には自信があるが、学費には不安があるという方はぜひ一度ご相談ください。

(医学部専門予備校は、かなりの少人数で、膨大な授業数を提供するため、大手予備校などに比べれば、学費が高く設定されています。これは追って一度詳しく述べたいと思っていますが、今日はひとつだけ。「クラス定員は大手予備校の10分の1で、学費単価は大手予備校の2倍」ということからなにが推測できるか、お考えいただければ幸いです。)

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一方、医学部や獣医学部にむけて、これから・ゼロから受験勉強を始める受験生で、来年(2012年)に合格目標を設定している受験生にとっては、「いますぐ」具体的な学習をはじめて頂きたい、ギリギリのタイムリミットが迫っています。

「これから」「ゼロから」といっても、(1)実はとっても控えめな性格なだけで、最低限の基本は入っている偏差値50~55程度の場合と、(2)文系出身だったり高校時代にまったく勉強していなかったり社会人となって受験勉強があまりにも久しぶりだったり…文字通りゼロからのスタート(偏差値は30~40台)の場合とでは、多少、状況も変わってきます。

なお、当塾には、文系出身者、大学生(在籍・休学・中退)や社会人からの再受験生、女性受験生という、医受験のマイノリティの方々が多いことは常々お伝えしているとおりですが、似た境遇の方が集まっているので、励みになることはもちろん、目標モデルを設定したり、学習進捗状況の目安にしたりとメリットが多いと思います。

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こうした再受験生の方に混じって、当然ながら、現役の高校生や、高卒の浪人生も在籍されています。

学校以外の社会を知らない彼らですが、大人の再受験生の存在や講師陣とのやり取りから、知らず知らずのうちに「社会人としての言動・ふるまいとはどのようなものか」「大人がこれだけ懸命に目指す医学部受験とはどのようなものか」を学び、おおいに刺激を受けています。

高校生にとって、大人と席を並べることに、最初はとまどうこともあるようですが、皆、すぐに慣れてしまいます。制服をきた受験生が、かなり年上の同級生に、「ここはこうなっているんですよ…」と説明している場面に遭遇すると、なんだかとてもうれしくなってしまいます。

かつて、現役高校生が多数を占めるいくつかの予備校に在籍していたことのある再受験生の方々から、「エコール麹町メディカルの生徒さん(高校生)は、本当にお行儀がよいですね」と言われますが、そうさせてくれているのは、まさに大人の受験生の存在。ありがたいことです。

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もうひとつ、医系予備校には、俗にいう「多浪生」のおにいちゃん、おねえちゃんの「先輩」たちがその場を支配し、よからぬ空気を醸し出していることが多々あります。

当塾では、多浪生の救済も使命のひとつと考えていますので、もちろん彼らを排除することはしません。しかし、彼らが「長く医学部受験界にいる」ことを理由に“ベテラン面”をするのは間違ったロジックです。

しかしながら、とりたてて若い世代は、年齢に配慮してしまうのも事実。そして、我々も、彼らの人格にはもちろん敬意を払いたい。そんなときにバランスをとってくれるのも、大人の再受験生の存在だったりします。

大学に入ってみればわかりますが、そこには、実にさまざまな背景をもった、さまざまな年齢の学生が存在します。年下の先輩もいれば、年上の後輩もいる、それが実社会というもの。この自然な「社会」の中で、それぞれがそれぞれによい影響を与えあって成長している我が校に在籍してくださっている塾生全員を、心から誇りに思います。

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ところで、受験生の命運を決めるのは、初期段階での正しい自己認識です。

現役生や高卒後まもない受験生が予備校を選択する際には、 学費負担者である保護者の方の影響が大きいので、これを保護者の方のために言いかえると、「お子様の学力と性格の正しく認識」して頂きたく思います。

子どものことを一番わかっているのは親。これは間違いありません。
しかし、子どものことを一番わかっていないのは親。これも真理です。

保護者の方や、我々という「周囲の人間」にとって一番大切なことは、受験生本人に対して、「常に最高の状態」を目指させること。前向きに、肯定的に彼/彼女を褒め、大きく包み込み、そして必要に応じて叱咤激励しながら、眠っている資質を呼び覚まして、能力以上の能力を引き出すことです。

同時に、 受験生本人の見えないところで周囲の人間がすべきことは、「常に最悪の状態」を想定して、先手先手で環境を作っていくことです。受験中に想定される最悪の状態にどのようなものがあるかについては、また追ってお話していきたいと思います。

今年度(2011年度)、通学コースの現役高校生では、指定校推薦や公募推薦などで、早期に、貴重な医学部入学の枠に入ることができた塾生が多かったのも印象的でした。

いずれの受験生も、一般入試での合格突破を目指して真剣に学習していたのが何よりも強みとなりましたが、同時に、保護者の方々が医学部 受験に対してとても熱心で素晴らしいお人柄であったことも、その成功に大きく影響していたと思います。

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なお、当塾を利用して医学部・獣医学部を目指す場合には、本科(通学)だけではなく、単科(通学)や通信科(在宅)のご用意もあります。

通信科に在籍されていた、地方在住の現役高校生・高卒生・再受験生のみなさんは、単に距離的・時間的に通学できないという事情の方もいれば、予備校には通えない別な事情のある方もいらっしゃいました。

そうしたお悩みについて、お電話やメール、ときには来校いただいてのご相談・ご指導を経て、この厳しい医学部入試を立派に突破されていく姿は、我々にとっても大きな喜び・励みとなりました。

独学で頑張っていらっしゃる方、一般的な大学受験の指導にはアクセスできるが医学部や獣医学部受験の専門指導は受けられない方などには、ぜひ通信科をご活用いただければと思います。

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久しぶりに、思いのままに綴っていたら悪い癖が出て、とりとめもなう長い文章になってしまいました。今後は、毎回小さなテーマに分けながらら、お伝えしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

エコール麹町メディカル
渋谷本校教室長
瀬戸雅美

2010年9月19日日曜日

秋祭り

この週末は、渋谷・青山の地元神社「金王八幡宮」の例大祭。

エコール麹町メディカルの教室がある渋谷マークシティの連絡通路を抜けたら、街がこんなことに!一年に一度の、とてもめずらしい風景です。




町会ごとのお神輿がたくさん出て、いつもの道玄坂とはまったく違った風情があります。

そんな今日は、受験を離れて、すこしこの街の話しを・・・

地方の方は驚かれることが多いのですが、渋谷にも「地元住民」の方々が、意外にもたくさんいらっしゃいます。

と、都会モノぶってみましたが、実は、わたしも昨年この祭りをみて、とってもびっくりしました!(笑)


さすがに渋谷駅直結エリアは「ビル」しかありませんが、たとえば井の頭線のお隣の駅「神泉」エリアは、昔ながらの商店が軒を連ねる、温かくて住みやすい街。

教室から徒歩10分圏内のため、地方出身の塾生や、講師・スタッフも住んでいる人が多い場所です。

渋谷は、外からみていると、センター街とか・・・ホテル街とか・・・あまりよくないイメージの街に映ります。

しかし、東急文化村に象徴されるような大人の品格ある人々が足を運ぶ街でもあり、IT系企業が本社拠点を置く洗練された知的な街でもあります。

エコール麹町メディカルの入学事務局がある渋谷マークシティ、および隣接する本部ビルも、まさにそんなエリアにあります。

しかし、そんな都会で、今日は「わっしょい、わっしょい」「よいしょ、よいしょ」「えっさ、こらさ」的な掛け声が、延々と続いております。

塾生たちもまた明日から、こうやって元気よく、勉強していけますように!

2010年6月6日日曜日

真岡高校吹奏楽部定期演奏会

本日、6月6日日曜日、塾長とともに、栃木県の真岡市民会館まで行ってきました。

エコール麹町メディカルの真岡校でもある「シノザキロゴスアカデミー」の塾生さんたちが所属する、真岡高校吹奏楽部第45回定期演奏会を鑑賞するためです。

真岡高校は、栃木県下では宇都宮高校に次ぐ男子校の進学校。創立110周年をむかえた伝統高で、高い進学実績のみならず、全国大会常連のサッカーの強豪校としても有名です。

吹奏楽部も全国大会優勝経験があるレベルで、まさに「文武両道」の高校なんですね。
 

第一部は、コンクールで演奏した正統派の曲、第二部は、おたのしみコーナーとしてAKB48のナンバーをダンスを交えて披露(男子校です・・・)、第三部は、OBのみなさんもまじえて再び本格的な演奏・・・と、メリハリがあってあっという間の2時間。顧問で指揮者でいらっしゃる先生が、今年で定年退職を迎えられるそうで、途中、ホロリとさせられる場面もありました。

会場の大ホールが満席で、立ち見&階段に座って鑑賞するという大盛況。終演後のロビーはこんな感じ↓

ホール出口正面は楽屋口とも隣接しており、女子高生やお母様たちの「出待ち」も現れるほどの人気ぶり(?)


観客は、老若男女、ほんとうにいろいろな方が集まっているという雰囲気で、地域でとてもたのしみにされているイベントなのだろうなあと感じました。

塾生の2人の演奏もダンスも(笑)バッチリきまっておりました。ここ数週間は、部活が忙しくて勉強もたいへんそうでしたが、これで一区切り、再び勉強に力を入れてくれることと思います。


「文武両道」 言うは易く行うは難し。

受験指導を生業としている我々がいうのはなんですが、勉強だけやっていれば、現役合格するのはあたりまえです。

受験勉強以外の、高校時代にしかできない活動・経験を犠牲にすることなく、敢えて厳しい道を選び進むその勇気と実行力こそが、勉強の原動力になるはず。

もちろん、リスクはあります。

要領のよさや体力などに左右される部分もおおく、個人差も大きい。(あの子にはできて、この子にはできない・・・ということは多々あります。)

しかし、高校生から、部活や課外活動をとりあげることなく、少ない時間での勉強に最大限の効率をあたえ、志望校合格に導くことこそ、われわれ民間教育機関の使命ではないかと考えています。

(Seto)

2010年6月2日水曜日

コーヒーブレイク

麹町メディカル渋谷本校では、前期2度目のスコレー週がやってきました。こうしてわかりやすい「節目」があると、3週間、1カ月というものがいかにあっという間に過ぎていくかがよくわかります。こわいこわい・・・

今回のスコレー週も、本科塾生たちは「定期チェックテスト」を受験中。

さらに、いよいよ「全国模試やりなおしテスト」がスタート。全国模試を受験した約1か月後に、模試の問題をそのまま、試験時間も同じに再挑戦してもらう機会で、その趣旨は「やりなおしテストまでに、できなかった問題、よく理解できていなかった問題を徹底的に復習する」ことを奨励するものです。

そんな、試験一色の一週間ですが、やはり「通常ゼミ」がないのは身体もラクなはず。ちょっと一息、ですね。

ほっと一息、といえば、当塾では、塾生および講師・スタッフの福利厚生(?)にと、コーヒー、紅茶、ミネラルウォーターはいつでも自由に飲めるようご提供しています。

スタッフには特にコーヒー党が多く、節約のために安い豆を買っては「やっぱりマズい・・・」となり、コーヒーにだけは贅沢をしてしまう麹町メディカルです。

そして本日、そんなコーヒー好きにはたまらないお土産がとどきました!



事務局のT氏が御親戚の結婚式のためシアトルに行かれた際、スターバックス一号店で買ってきてくれたコーヒー豆です。

ロゴが違うのがわかりますか?緑ではなく茶色で、人魚さんが、ちょっと艶めかしい(笑)

一号店だけはロゴが昔のまま・・・とは聞いていましたが、ホンモノをみたのは初めてです。

テスト採点をされている先生方と、これからみんなで頂きます♪

2010年5月1日土曜日

ゴールデンウィークですが

エコール麹町メディカルでは、とくに連休はありません。

ただし、来週(5/4~)は、世間の連休制度とはまったく関係なく、当塾独自のメリハリ制度としての「スコレー週間」にあたります。

スコレー(schole)とは、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、古代ギリシア語で「余暇(ゆとり」をあらわすことばです。しかし、

たんなる余暇ではなく、労働を免れて精神活動や自己充実にあてることのできる積極的な意味をもった時間、また、個人が自由または主体的に使うことをゆるされた時間のことである。
というのが、Wikipediaでの説明ですが、当塾での「スコレー週間」も、あらかたその通りの意味合いをもっています。

エコール麹町メディカルの本科では、3週終えるごとに1週間「スコレー週間」を設け、この期間のゼミ(授業)は休講とし、塾生が自由かつ主体的に、自己充実に充てるための時間と定めています。

通常期の予復習もバッチリ、チェックテストも合格点!という余力のある人は、我慢していた本を読みまくる、映画を観に行く、2-3日帰省してみる・・・などなど、受験勉強以外のさまざまな活動をします。

一方で、あくまでもこの1年間は「医学部受験のためだけに生きる!」と決めた人は、必死に勉強しつづけることこそが「自己充実」といえるので、いつもどおり、朝から晩まで渋谷本校に通う人もいます。(どのみち、週の半ば(水、木、金)は3週間分の授業内容の定着を図る「チェックテスト」が行われるので、そうそう休んでもいられません。)それから、明後日5/3(日)には、今年最初の全国模試(駿台全国判定模試)にチャレンジする人もいますね。

とはいえ、スコレー週の夜ぐらいはすこし精神を鎮めて、ゆっくりと過ごし、再来週からの「論点マスター」にむけて英気を養ったほしいですね。というわけで、日が沈んだあとの教室エリアの照明は少し落とし気味に・・・


なお、毎年受験生と同じ生活をしている講師・スタッフには「長期休暇」というものが存在せず(この業界の方であれば、当塾に限らずみなさんそうでいらっしゃると思います)、盆休みも正月休みもありません。

そこで、よい仕事をするためには、よい休暇も必要!ということで、塾長以外の運営スタッフがこの5月に交代で連休をとってもらいます。(かくいう私も、3連休をいただいて、ちょっと漁に行かせていただきます・・・)

開校時間は変わらず、平日9:00-22:00、土曜10:00-22:00、日曜12:00-20:00にて運営しておりますが、実のところ、やや人出薄になっておりますので、学校見学をご希望の場合には、前もってご連絡をいただきますとお待たせせずにすみます。どうぞよろしくお願いします。

2010年4月28日水曜日

今週届いた雑誌たち


エコール麹町メディカル塾生および講師、スタッフの休息の友は、多種多様なジャンルの月刊誌、週刊誌です。

多種多様…といっても、まあ、それほど多様ではないのですが、定期購読しているのは自然科学系のサイエンスとニュートンに、英語で国 際ニュース系のタイムとニューズウィーク、完全息抜き用のアエラにペン。そして、医学部系受験生なら忘れちゃいけない医歯薬進学! (笑)
 
 

2010年4月14日水曜日

4月14日(水)HR(ホームルーム)紹介図書『脳からストレスを消す技術』(有田秀穂)


当塾本科では、週のちょうど真ん中、水曜の17:30からを「ホームルーム」の時間と設定しています。

とても小さな予備校ですので、実務的な伝達をするためにわざわざ集まる必要はないのですが、「今日までのところ、今週はどんな感じだった?また、後半はどんなふうに過ごしていこうか?」という“小さな節目”として、また、授業という厳しい雰囲気とはまた別のユルさと温かさの中で、一人ひとりの顔をみて声を聞く大切な時間です。

また、 一日12時間近く、週6日以上を、教室で勉強をしながら過ごす塾生は、とかく世の中の情報に疎くなりがちです。そこで、話題の書籍、映画などを紹介して、ざっくばらんな会話を楽しむ時間にもしていきたいと考えています。

今日のトピックは、東邦大学医学部教授の有田秀穂先生の著作『脳からストレスを消す技術~セロトニンと涙が人生を変える』(サンマ―ク出版)から。

これは、某SNSで交流している中学の同級生T君が(在宅医療・往診専門クリニックを開業している医師でもある)日記で紹介していたものでして、有田先生はセロトニン研究の第一人者で、この本は最近「エチカの鏡」というテレビ番組でも紹介されてベストセラーになっているようなのですが、わたしは、お恥ずかしながらまったく知りませんでした。

有田先生については、
1948年、東京生まれ。東京大学医学部卒業後、東海大学病院にて臨床に、筑波大学基礎医学系で脳神経の基礎研究に従事した後、ニューヨーク州立大学に留学。「座禅(呼吸法)が心身に与える効能は、脳内セロトニン神経の働きで説明できる」という仮説を提唱し、各界から注目を集める「セロトニン研究の第一人者」・・・
 というプロフィールが、巻末に掲載されていました。東邦大学医学部には当塾のOBOGが多数在籍しているのでさっそく聞いてみると、「2年生のときに教わった」「いま生理学をならっている!」とみんなお世話になっているようでした。

ホームルームの前日にアマゾンから取り寄せて読んでみると、これが非常に科学的(医学ですから当たり前ですが・・・)で、しかも実践的でおもしろい!「ストレス」は、働くオトナの専売特許ではなく、厳しき難関に挑む医学部受験生にもおおいに関係のあるところなので、ぜひ塾生に紹介してみようと思いました。

ストレスには「身体的ストレス経路」と「精神的ストレス経路」の2つの経路があるそうで、後者について、セロトニン神経を鍛える(セロトニントレーニングをする)ことにより、精神的に安定した(うつ病などに至らない)状態をつくれるとのこと。その鍛え方はとってもシンプルで、太陽の光を浴びて、1日5分の“リズム運動”― 呼吸法(座禅、ヨガ)咀嚼、ウォーキング、ジョギングetc.をすることなのだそうです。

その具体的な方法について、書籍および有田先生の運営する団体(セロトニン道場)のサイトなども拝見し、ちょっと興味深い方法(タッピングタッチ)を発見しました。そこで、本の紹介方々、これをHRで実践してみようと思い立ちました。

しかしながら、紹介する私自身も試行錯誤の状態で、塾生たちも「先生、これで本当にあっているんですか?」と半信半疑。しかも、途中からなんだかおかしくなってしまい、みんなで笑いが止まらなくなりました。

これでは、塾生にはもちろん、(面識はありませんが)有田先生にも申し訳がないので、「今度、ちゃんど勉強してくるから!」と約束して、続きはまた来週・・・とお開きに。というわけで、このつづきも来週のホームルームのあとで・・・

2010年4月11日日曜日

オープンテラス


明日からいよいよ、本科の新学期第一弾「過去問チャレンジ」月間がスタートします。

エコール麹町メディカルの教室は、朝9:00から夜22:00まで(事前申請と、安全に帰宅できることが保証されれば終電まで!)OPENしており、本科塾生のほんとどは毎日12時間をこの教室で過ごします。

そんな塾生のみなさんの福利厚生(?)のため、日曜を徹して、塾長と教室長みずから、教室エリアのテラスに、オープンエアのカフェスペースを設けました。



まだちょっと寒いですが、5月ごろには、ランチにお茶、ちょっとした面談タイムに重宝するスペースとなりそうです♪

(A君、手伝ってくれてありがとね!)

2010年3月2日火曜日

新教室の家具を買い足しに

渋谷から横浜方面まで・・・せっかくのドライブなのに、お天気がいまいちです。しかし、もちろん仕事ですからそんなことは関係ありません!



東邦大(医)のOBスタッフがヘルプ同行。途中、彼の所用でひさしぶりに東邦大学医学部に一瞬寄り道。ひさしぶりに・・・といっても2月の入試以来なので、部外者としては、それほど久しぶりでもないか。

朝から、家具屋さん、ホームセンター、電気店、100円ショップなどを周りつくしてヘトヘトになりましたが、途中、中華街で遅めのランチにありつけたのが、なによりでした。

たまにはこういう日もよい。