ラベル GreatBooksSeminar の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル GreatBooksSeminar の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2011年9月27日火曜日

塾長ゼミ 10月 「スティーヴ・ジョブズを読む」

毎週水曜夜の原田塾長による英語購読ゼミ「バートランド・ラッセルを読む」ですが、前回でちょうど一区切りがついたため、今回のタームは趣向を変えて、アップル社の創業者・元CEO・現会長のスティーヴ・ジョブズ氏の講演録を読みます。

講演録は、昨年オバマのノーベル賞受賞記念講演録が入試で出題されるなど、入試に採りあげられる頻度が高いものです。今回のスティーヴ・ジョブズ氏の講演は、ネットでもかなり話題になった有名な講演です。おりしも、先だってジョブズ氏のCEO退任が報じられたばかりなので、今年度はどこかで出題されるかもしれません。

というわけで、このターム3回のラッセルの時間を使って、じっくり読んでいきますので、参加希望者は、意志表明してください。

といっても、8名までです。

いつものラッセルの時間と同じで18:30~21:00前後。早く終わる可能性もあります。3週間の予定ですが、こちらも早く終わるかもしれません。音声、画像も一緒に視聴する予定です。参加費はいつもどおり無料です。

2010年8月17日火曜日

OG笹森さんによるレポートのとおり、エコール麹町メディカルの塾生は、目下、夏の「湘南合宿」で集中学習を行なっている最中です。

湘南の風に吹かれてリゾート気分に浸るのも束の間、早速これまでの勉強の総整理と各自の課題をこなし始めました。

合宿2日目。原田塾長が担当する「集団討論・面接対策」の一環として、合宿参加者全員によるディスカッションを行いました。





題材は、ハーバード大学の政治哲学者 マイケル・サンデル教授の講義録より、Who deserves what ? (誰が何に値するか)について。

まず1時間かけてテキストを黙読し、その後2時間弱の討議。具体的事例に即しながら、公平さ・正義に適う行為や判断について皆で議論しました。

アリストテレスの正義論についての議論を含む、難解に思われる題材でしたが、みなよく理解し、活発に議論していました。

・テキストに基づいて、できれば「テキストのどこに何と書かれているか」を指摘しながら、発言すること。
・別の人の意見を受けて、議論の流れに即しながら発言すること。
・自分の発言の根拠を明らかにすること。


これらのことに注意しながら、建設的なディスカッションの作法を学びました。あと2~3回トレーニングを積めば、みなかなり立派な議論ができるようになるでしょう。

麹町メディカルでは、アメリカ発の教育メソッド=GBS(グレート・ブックス・セミナー)を取り入れ、ディスカッションの練習を行なっています。GBSで行われるディスカッションには、ソクラテスの対話をモデルとした歴史と伝統あるメソッドが使われています。これはアメリカやヨーロッパで行われている大学のゼミナールでは普通に行われる討議方法です。


昨今、医学部受験レベルでも、言語的表現能力、批判的分析能力、コミュニケーション能力は強く求められるようになってきており、このメソッドでの学習の有用性はますます高まっていくような気がします。

興味のある方は、塾長が長年かかわっているプロジェクトについてご参照ください。


◆財団法人ハイライフ研究所でのディスカッション実演映像
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=3853


◆セミナーの概要について話したときの映像(ただし,社会人を対象としたセミナー)
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=3631


◆古典・名著を読む



◆医学部としては,横浜市立大学でセミナーが行われています。
http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~tokugp/kanjatoishi.html
ロス「死ぬ瞬間」、ダーウィン「人間の由来」、フランクル「夜と霧」、カーソン「沈黙の春」、ナイチンゲール「看護覚書」、「ニュルンベルク裁判」、「ヘルシンキ宣言」などが題材として使われています。




2010年5月18日火曜日

先日、こちらのブログでもご案内のとおり、本科塾生有志参加による、第1回グレートブックス・セミナー「プラトンの『ソクラテスの弁明』を読む」が、エコール麹町メディカル渋谷本校にて開催されました。



オブザーバーに中央公論新社の石川さん、ならびに当塾の佐藤講師、倉林講師、笹森OGを迎え、リベラルアーツ総合研究所の熊倉さんは撮影・録音ならびに遠隔地実験参加のためのスカイプオペレーションをご担当くださいました。

ディスカッション開始冒頭、スカイプでの参加者(画面左下にノートPC画面)に向かって挨拶をする原田塾長&塾生有志たち。

2010年5月9日日曜日

第1回 グレートブックス・セミナー(西洋古典セミナー)開催のお知らせ

来る5月16日(日)、エコール麹町メディカルでは、アテネ・ビジネスアンドアカデミックおよびアテネ・ミュージックアンドアーツとの共催、中央公論新社の協賛により、第1回グレートブックス・セミナー(Great Books Seminar/GBS)を開催します。

GBSとは、アメリカの哲学者M.J.ア ドラー博士の教育理念にもとづいて開発された学習プログラムです。時の試練に耐えた古典名著を共通のテキストとして、参加者同士のディスカッションにより進められます。モデレーターと呼ばれる進行役が、問題提起や議論 の調整をおこない、自由な雰囲気の中で「読む・聞く・話す」といった総合的な知的能力の開発を目指します。古典的教養、哲学的思考を基本としたコミュニケーションを確立し、われわれ一人ひとりが社会でより善く生きていくための「共通インフラ」を整備すること が、究極の目的です。

GBSの名を世界に知らしめるきっかけとなった、米国アスペン研究所による「エグゼクティブセミナー」をはじめ、アメリカで は大学の一般教養課程でも数多く採用されています。近年、日本国内でも、日本アスペン研究所かながわ学術交流財団などの団体によるセミナーが定期的に開催され、GBSの名前がしたいに広まりつつあります。 

第1回のテクストは、プラトンの『ソクラテスの弁明』、モデレーターは、当塾塾長の原田広幸が務めます。

グレートブックス・セミナーについては、また折をみてお話したいと思いますが、まずはとりいそぎ、下のリーフレットでにて、作品の背景や、グレートブックス・セミナーの簡単な紹介をしておりますので、ぜひお読みになってみてください。



ちなみに、2010年は「国民読書年」だそうです。

とはいえ、難関医学部をめざす受験生にとって、読書の時間はなかなかとれないかも・・・

実際、わが塾生たちのとっての5月は、2日(日)の駿台全国判定模試にはじまり、9日(日)の全統マーク模試、23日(日)の全統記述模試、30日(日)の駿台ハイレベル模試・・・と、この16日の除いて、日曜日はすべて「全国模試」の日程で埋め尽くされているというタフな1ヶ月。

塾生以外の方の参加も喜んでお受けします。 ただし、エコール麹町メディカルの教室定員を上回る参加が見込まれる場合には、会場を中央公論新社(中央区京橋)に移して開催しますので、参加ご希望の方は事前にお問合わせください。